2018年2月23日金曜日

生き延びるための美学(朝日カルチャーセンター)


6月5日に朝日カルチャーセンター新宿教室で
「生き延びるための美学―心理療法から考える」の講座を行います。

 美しさと醜さが心とどのように関わるのか、がテーマです。
 よろしければご参加ください。

*****************************
「美とは何か?」そう問うと、まるで深遠な芸術の世界の話で、私たちの普段の日々とは関係のない事柄のように感じるかもしれません。だけど、実際には美は私たちが生きていることを困難にしたり、あるいは私たちが生きていくことを支えてくれたりするものです。
 例えば、顔です。私たちは自分が本当はどういう顔をしているかを知りません。鏡や写真を通してしか自分の顔を知らないので、私たちはときどき自分がとても醜いのではないかと苦しくなり、そしてふとしたことでそれほどでもない、と自信を持ちます。美醜は私たちの存在そのものを脅かしたり、癒したりします。
 私は臨床心理士として、心の苦悩に対応する仕事をしていますが、その立場から、美とは何か?そして醜さとは何か?私たちが生きていくうえで、美醜とは心にとっていったい何なのか?を問うてみたいと思います。
*****************************

白金高輪カウンセリングルーム 東畑開人


0 件のコメント:

コメントを投稿